農民連ふるさとネットワーク
豪雪被害農家へ支援活動
埼玉・本庄市
農民連ふるさとネットワークは3月18日、豪雪被害を受けた埼玉県内の農家へ支援活動を行いました。ふるさとネットや農民連本部と青年部、神奈川農畜産物供給センターなどが協力して10人が参加し、本庄市の久米原恒夫さん(54)、玲子さん夫妻のイチゴ栽培ハウスの片付けを行いました。
イチゴハウスのビニール片付け
久米原さんの畑では900坪のハウスが大雪でつぶれていました。参加者は、埼玉産直センターのみなさんや研修生と協力して、ハウスのビニールを取り除いていきました。
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つぶれたハウスの片付けを行う参加者 |
ハウスの中にはまさに出荷の最盛期を迎えているイチゴがたくさんなっていました。休憩をはさんで午後4時ころまで作業を行い、900坪のうち750坪ほどを終えることができました。
“出荷作業に集中できて、ありがたい”
「骨組みの片付けは業者に頼まないと難しい」と久米原さん。「家族だけでは無事だったイチゴを出荷するので精いっぱいで、片付けまでは到底手が回らなかった。みなさんの心遣いは本当にありがたいです」と話していました。
「イチゴの後の作付けもこのままではできないし、再建もいつになることかわからない」と今後の見通しは不透明ですが、「少しずつでも再建していかないと」と前向きに語っていました。
呼びかけに応じて手伝いに参加した天野晶さん(20)は自らも就農を希望しており「勉強のつもりで参加しました。農業の大変さを改めて感じましたが、就農の意欲に変わりはなかったです」と感想を話しました。
(新聞「農民」2014.3.31付)
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