TPP・「農地改革」考えると大変!!
北海道農民連
女性部総会
楽しいゲームや即売会も
白石会長が講演
雪深い北海道にもようやく春の息吹が感じられる3月9、10の両日、道央の三笠市の温泉施設で北海道農民連女性部の第24回総会が行われ、22人が参加しました。
「誰のためのTPP」(アジア太平洋資料センター制作)のDVDをみた後、「TPPとアベノミクス農政改革を許さないために」と題して、農民連の白石淳一会長が講演。現在のTPPの状況や「農政改革」について詳しく話しました。参加者からは、「企業のビジネスチャンスのために家族農業を追い出すことなど許せない」などの感想が出されました。
その後は楽しい交流の時間で、「豆拾い」「お絵かきですよ」「ビンゴゲーム」など1品持ち寄りの景品も出され、笑いいっぱいのゲームを楽しみました。
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みんなでゲームや交流を楽しみました |
また、持ち寄った手づくりの小物の即売会も行われ、バッグやエコバッグ、作業着、20歳代の参加者が作ってきたはぜろうクリームなど、売れるたびに「ヨーポン」と手をたたき、楽しいひとときを過ごしました。参加者は「来るときは荷物がいっぱい、帰りは財布がいっぱい」との喜びの声が出されました。
総会では今年一年の活動方針も確認され、参加者からは、「昨年から後継者がUターンして就農したが、農政改革のことを考えると大変不安だ」「30ヘクタール作っているが、収入の大半は交付金で先行きが心配」「夫が病気で亡くなり離農せざるをえなくなったが、女性部は本音で話せる組織なので今後も参加したい」との感想が出されました。
広い北海道での参加は大変ですが、またの参加を誓い合いながら帰路につきました。
(北海道農民連女性部 白石節子)
(新聞「農民」2014.3.31付)
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