「農民」記事データベース20140324-1110-08

大雪被害

千葉からかけつけ
ハウスの撤去作業


埼玉産直センター
再建費用20〜35億円

 2月14日から15日にかけて、過去に経験したことがない70センチを超える豪雪と、明け方に降った雨が重なり、埼玉産直センター(深谷市)の建物5カ所と生産者の施設ハウスの多くが、倒壊しました。

 現在、最終的な調査をしていますが、最盛期を迎えたいちごハウスをはじめ、大玉トマト、中玉トマト、ミニトマト、キュウリの6割強にあたる21万平方メートル(東京ドーム4、5個分)が倒壊し、再建のための費用が20億円から35億円くらいと予想されます。まだ、露地野菜関係は調査していませんが、今期の減収額予想も、10億円近くとなる見込みです。

 撤去作業も、予定もたてづらく困惑しているなか、いち早く千葉県の船橋農産物供給センターと多胡町旬の味産直センターから18人が急きょ駆け付け、倒壊したハウスの撤去作業を休む暇もとらずにしていただきました。

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千葉県からハウスの撤去作業の応援にかけつけました(埼玉県深谷市)

 応援をしていただいた生産者は大変喜んでいました。各産地とも忙しいなか、本当にありがとうございました。まだまだ復旧までは長期にわたると思いますが「負けてたまるか・絶対復活する・気持ちは折れないぞ」と励ましあいながら再建に立ち向かいたいと思います。

(埼玉産直センター 山口一郎)

(新聞「農民」2014.3.24付)
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2014年3月

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