農のこころ丸山美沙夫
物種や妻の揃える軒日差し 美沙夫 穀物や野菜、草花など種子の蒔く時期が最も多いのは春である。稲作の籾種とは区別して「物種」として季語とされている。いよいよ蒔付けの準備が必要な頃となる。やっぱり目配りよく段取りするのは女性たちであろうか。老夫婦も仕事の分担は心得ており、春の作立ちにむけて阿吽(あうん)の呼吸を調えなければなるまい。
(新聞「農民」2014.3.24付)
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[2014年3月]
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