「農民」記事データベース20140303-1107-06

茨城県西農民センター

税金相談会で4人が加入

一般紙折り込みビラ見てきた
今年から申告、やり方教えて
免税軽油に取り組みたいから


疑問・質問・悩みに
ていねいに答えて

 茨城県西農民センターは今年に入って5回の税金相談会に取り組み、4人の仲間を会員に迎え入れています。

 相談会の案内は、会員、新聞「農民」読者には新聞折り込みでお知らせするほか、一般紙にも折り込み、幅広く呼びかけています。

 農民センターは「1月からすべての事業者に記帳義務が課せられます。これまでは所得が300万円以上の納税者だけに課せられていた記帳義務が赤字の人にも適用されます。4月からは消費税が5%から8%に引き上げられ、納税者の負担は増えるばかり。経費の引き方や税金の計算方法、申告書まで自分で書くことができます。ご一緒に取り組んでみませんか」と呼びかけています。

 大雪の影響で相談会が2回ほど中止になるなどの困難もありましたが、2月22日までに5カ所で開かれました。

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茨城県古河市の町水海集落センターで行われた記帳会=2月19日

 相談会には、「チラシを見て来ました」という31歳の青年農業者が「今まで親が申告をしていましたが、来年から自分がやることになります。やり方を教えてほしい」と訪ねてきました。

 さらに、軽油が1リットルあたり130円を超えるなか、「免税軽油に取り組みたい」と相談に来る例も増えています。

 昨年から納税義務が課せられている復興特別所得税についての質問も出されています。

 これまでの震災・原発事故の損害賠償の取り組みとあわせて、税金申告の疑問や質問に、ていねいに答えながら、相談に来た農家にアドバイスをする県西農民センターに期待と信頼が高まっています。

 センターの初見安男事務局長は「相談に来る以外に電話での問い合わせも増えています。今後も消費税の税率引き上げ、軽油の高騰、復興特別所得税など農家の負担は重くなるばかりです。そんな農家の相談相手になり、負担を少しでも軽くして経営を支え、これからも農業でがんばろうと激励していきたい」と話しています。

(新聞「農民」2014.3.3付)
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2014年3月

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