さらに運動盛り上げよう
九条の会 “訴え”を発表
集団的自衛権行使に抗議
著名829人がアピール賛同
九条の会事務局は2月14日、国会内で記者会見を開き、運動の強化を訴えるアピールを発表しました。
九条の会は昨年10月に「集団的自衛権行使による『戦争をする国』作りに反対する国民の声を」とのアピールを公表し各界から賛同者を集めていました。これにスタジオジブリの宮崎駿監督などの著名人を含む829人が賛同していることが報告されました。
九条の会の小森陽一事務局長(東京大学大学院教授)は憲法をめぐる情勢について、「昨年のアピールが懸念した方向に向かっている」と話しました。特に、2月13日の衆院予算委員会での安倍首相による「解釈改憲についての政府の答弁に私が責任を持って選挙で審判を受ける」との、内閣が自由に解釈変更できるかのような発言について、「憲法は権力を縛るという立憲主義の原則を根元から否定するものだ」と批判しました。
そのうえで、「九条の会にとって正念場の今こそ、集団的自衛権行使による『戦争をする国』作りに反対するさらに大きな運動を盛り上げていこう」と訴えました。
(新聞「農民」2014.3.3付)
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