TPP交渉 ヤマ場5項目守れないなら撤退を食健連 農民連 国会前で宣伝
TPP交渉がヤマ場を迎えていることを受けて、全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)と、農民連は2月18日、国会前での宣伝行動と議員要請に取り組みました。
全国食健連の坂口正明事務局長は、甘利明TPP担当大臣がアメリカ通商代表部(USTR)のフロマン代表と協議している動きに触れて、「決裂回避のために、こんな策動をしなければならないこと自体が、TPP交渉の道理のなさを示している」と怒りを込めました。 農民連の白石淳一会長も北海道から上京。「重要5項目を守る公約で自民党は政権に就いた。5項目を守れない以上、すぐ交渉から撤退すべきだ。私たちの運動をさらに強めよう」と訴えました。 大阪や新潟、埼玉などからも参加者がかけつけマイクを握りました。 埼玉食健連の小玉久さんは、「埼玉ではいま豪雪被害が深刻で、ビニールハウスをはじめ農業が大打撃を受けている。TPPでは影響が少ないなどと言われている野菜の産地の埼玉でも、米・麦がダメになったら、農業の担い手はいなくなる。やっぱり交渉撤退しかない」と、発言しました。 日本共産党の紙智子参院議員もかけつけ、「自民党政権は『1ミリたりとも譲らない』などと豪語していたではないか。他の野党とも力を合わせて、国会でも集中審議を求めていく」と激励しました。
両院農水委員へ要請行動もこの後、参加者は衆参両院の農水委員の議員を訪ね、TPP撤退を求めて要請を行いました。
TPPの協定草案の公開を超党派の国会議員
TPPについての情報開示を求める超党派の国会議員が交渉参加12カ国の担当大臣に対して国際共同書簡を送ることになり、市民団体と共同して2月14日、国会内で記者会見を開きました。 |
国会前で訴える吉川事務局次長(左) |
農民連は吉川利明事務局次長がマイクを握り、各地の豪雪被害のもようとTPP交渉の現局面を詳しく説明。「TPP交渉からの撤退を」の声をさらに広げる決意を述べました。
[2014年3月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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