この人
宮城・蔵王のハーブ農家
県農民連青年部長 平間徹也さん(31)
ハーブとマンガの喫茶店を
豊かな自然と農業が根づく住みよい町、宮城県蔵王町へ行ったら平間徹也さん(31)に会いにきてください。
平間さんは東京の大学を卒業後、親と兄の力になりたいと、地元に戻り就農。兄と独立して(株)ざおうハーブを設立し、ハーブ苗、自家製ハーブティー、フレッシュハーブなどを直売や飲食店で積極的に販売しています。
野菜や花は直売所がメーンで顔の見える販売に努めています。「ハーブは可能性が大きいけど使い方を知らない人が多いです。使い方や育て方を発信したい」と話します。
平間さんは“サッカー漫画コンシェルジュ”の肩書を持ち、200種類を超えるといわれるサッカー漫画を学生のときからコツコツと集めています。特技はその人に合ったサッカー漫画を3秒で答えられることです。
将来の夢は、「喫茶店を開いてハーブ料理を出して、そこにはサッカー漫画だけを置いて読んでもらうこと」と、目を輝かせます。
最近はラジオ出演などを通して仲間を広げ、ハーブの宣伝にもつなげています。「同じ仕事でも、目先を変えるだけで人生が楽しくなります」と、異業種の人たちともつながって農業を考えるきっかけ作りに励みます。
昨年に参加した農民連青年部の夏の学習交流会では、今まで会ったことのない熱い気持ちを持った人たちと出会えたことが転機となり、「農家を楽しくやっていることをもっとアピールしていきたい」と、農民連に加入しました。人が大好きで、ユーモアたっぷり。「農家と地域の架け橋になりたい」と、今日も仕事をバリバリこなしながら夢を追いかけ人生を楽しんでいます。
(宮城農民連 芳賀 緑)
(新聞「農民」2014.1.27付)
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