農のこころ丸山美沙夫
田も畠もみんな雑煮の椀の中 伊藤 句麿 『ザ・俳句歳時記』から。雑煮は正月三が日の晴れの祝い膳として家族全員で食べる餅を入れた汁物。関東、関西で汁の作り方は違うが習わしは同じである。年越しの日に餅搗きをして神に供えたりするが、正月に煮込んで食べる。この句の「田も畠も」に農と食が凝縮されている祝い膳であろう。家族たちの温かさが。
(新聞「農民」2014.1.20付)
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[2014年1月]
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