「農民」記事データベース20131125-1095-11

旬の味


 地域の自然食品愛好家と篤農家で始めた安全な農産物と加工食品を求める産直組織「枚方・食品公害と健康を考える会」が40周年を迎えました。先日、40周年記念・ワンコインセミナーを開催しました。講師には秋山豊寛さんを迎え、演題は「宇宙と農と福島と〜大地に一番近い生き方をえらんだ理由(わけ)〜」です▼秋山さんは日本人初の宇宙飛行士で、元TBSワシントン支局長ですが、定年前に辞めて、福島で有機農業を始め、シイタケ生産者として15年というキャリアです。原発から32キロの農園で被ばくし、群馬から京都へと避難しました▼「生命の基本の『食』への関心から農への道筋がよくわかった」「原発事故が人ごとでないことを感じた」「大地に近い生き方をしていこうと決心した」(就農希望の青年)などの感想文が寄せられ、130人の参加者がそれぞれ元気をもらいました▼演壇にはススキやアワダチ草などの野草をたっぷり生け、旬の野菜をドンゴロスの上に並べました。これも、とても好評でしたよ。

(風)

(新聞「農民」2013.11.25付)
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2013年11月

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