「農民」記事データベース20131125-1095-08

11・9パレード ミニシンポ開く

守ろう!築地市場


移転反対強く訴え
汚染かくしの地質調査だ
生産者・地域商店街つぶし

 11月9日、東京の商店街を守り、日本の農業・漁業を守れるのはやっぱり築地!! 絶対に築地!!「守ろう! 築地市場11・9パレード」とミニシンポが行われ、ミニシンポには50人、パレードには300人が参加しました。

 ミニシンポは築地市場の厚生会館で開催。今回から実行委員会に日本消費者連盟、全農協労連が加わることが報告されました。主催者を代表して東京地評の伊藤潤一議長があいさつ。築地市場移転問題裁判原告の一人で一級建築士の水谷和子さんは「くいの建設に必要な地質調査は本来200本程度必要なのに、わずか8本しかしていない。地中の汚染を隠すためです。しかも液状化対策も震度5弱までしか想定していません」と工事のずさんさを指摘。「すべては都が『ほとんど汚染は残っていない』とか『残っていても東京ガスが処理する』と都民に虚偽の説明をする一方、東京ガスにわずかな汚染対策工事でよいとした二枚舌、うそを隠すためにやっていることです。ぜひこの移転を止めていきましょう」と訴えました。ほかにも消費者連盟、新日本婦人の会、東京中央市場労働組合の代表らがあいさつしました。

 農民連からも齋藤敏之常任委員があいさつし、「流通の大型化は生産者や地域の商店街をつぶしてしまう」と話しました。また日本共産党の吉良よし子参院議員も参加し、あいさつしました。

 ミニシンポ後、参加者はプラカードを掲げながら築地市場の正門前に移動し、買い物中の市民にも移転反対を訴えました。

 パレードは築地市場正門、農水省前、日比谷公園と進みました。今回もドラム隊が駆けつけ参加。「国防軍より食の安」「世界のブランド築地市場を守ろう」と訴えながら進みました。

(新聞「農民」2013.11.25付)
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2013年11月

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