本の紹介
橋本紀代子著
「野菜の力」
効能・効用をていねいに
体調管理へ適切な一言
薬剤師でもある著者漢方の知識も豊富
新聞「農民」に好評連載された「食べものに薬効あり」でおなじみ、橋本紀代子さんの『野菜の力』が発売されました。10刷りを重ねている『食べものはくすり』の筆者による待望の第2弾です。
60種類以上の野菜・果物の効能・効用が丁寧に書かれたオールカラーの本書は、どっしりした絵手紙が野菜ごとに添えられ、見ているだけでも楽しくなります。
薬剤師でもある筆者は漢方の知識も豊富。体の調子がよくないとき、そのときどきの症状によって、どういう野菜料理を食べればいいのかがすぐにわかります。
これまで「○○は風邪によい」「二日酔いには△△を」と言われてきたのは、こういう訳があったのか! と納得の解説です。
しかも、紹介されているレシピは、普段使いの調味料でパパッとできてしまうものがほとんど。野菜が手に入ったら手軽に作ることができます。
最近は家庭菜園を営む人も増えています。自家製野菜に本書を添えれば、ステキなプレゼントにもなります。
寒さが厳しくなるこれからの季節は、体調管理が必須。ぜひ手元においてほしい一冊です。
定価1600円+税。お求めは最寄りの書店、または本の泉社 TEL 03(5800)8494まで。
(新聞「農民」2013.11.18付)
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