分析センターだより
国際有機農業映画祭へぜひ
ここ数年、映画「モンサントの不自然な食べもの」のような遺伝子組み換え作物や農薬、食の問題を取り上げた映画が話題になっています。農民連の組織でもこうした映画の上映会を開催して、食糧から世界を支配しようとする巨人たちの動きを考え、農民連の目指す家族農業と持続的農業について知識を増やす取り組みが進められていると聞きます。
わたしたち分析センターは、食に関わるデータを科学的に扱い学ぶ、地道な取り組みが、食の安全を前進させることを知っていますが、一方で、ドキュメンタリー映画などによるメディアを生かしたアプローチも大切であると考えています。
今年も11月22日から3日間、国際有機農業映画祭が法政大学市ヶ谷キャンパスなどで開催されます。今年は、アメリカ海兵隊に土地を奪われた沖縄・伊江島の農民の歴史をまとめた「人間の住んでいる島」。経済効率ばかりを追求する社会ではなく、人をつなぎ、本当の豊かさに満ちた社会を目指している有機農業者のインタビューをまとめた「有機農業で生きる―私たちの選択」が上映予定です。
また、「安い」、「便利」、「ヘルシー」、「低カロリー」を食べ物の選択の基準に据えるようになってしまった消費者が見失ったものはないかを問い、未来の食を守る提案を描く「食の選択」。世界的に話題になっているミツバチの群れが崩壊する現象の原因はどこにあるのかを検証する「ニコチンまみれのミツバチ」がお薦めです。
さらに、遺伝子組み換え表示のない国アメリカ。いったいなぜ表示義務がないのか、家族とともに謎を解く旅に出る道中を描いた「GMO OMG 遺伝子組み換え?なんだそれ?」(注・OMGはいわゆるオーマイゴットの略、なるほど)など合計9本の映画が上映されます。
どれも農民連が長く取り組んできた問題を真剣に取り扱った内容です。足を運べる方はぜひ。
(八田)
(新聞「農民」2013.11.18付)
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