TPP年内妥結許されない官邸前アクション“撤退しろと”と怒りの声
「STOP TPP!! 官邸前アクション」が11月4日、首相官邸前で行われ、TPPに反対する市民など約150人が「このまま年内妥結なんて許されない!」と強い怒りの声をあげました。
インターネットのSNSサイト「フェイスブック」で、「TPPって何?」というページを主宰しているまつだよしこさんが、TPP交渉のなかでもっとも難航しているといわれている「知的財産」の分野について解説しました。まつださんは、膨大な特許や著作権を持っており、より大きな保護を求めるアメリカや日本と、貧困を抱え、開発に迫られている途上国側の参加国とが、大きく対立していることを報告。「妥結を急いでいるのはアメリカと日本だけ。途上国を含めてほかのどの国も急いでいない」と述べ、年内妥結を既定路線のように言う安倍政権やマスメディアを批判しました。
20回目迎えた20回目を迎えるこの官邸前行動に「皆勤」で参加している日本共産党の紙智子参院議員と、吉良よし子参院議員もかけつけ、あいさつしました。紙さんは、「安倍内閣は7月に交渉参加を表明し、もう聖域といわれた重要5品目からも関税撤廃できるものはないかと検討を始めた。ところが今日から始まった農水委員会で林芳正農水大臣に国会決議を守らないのかと追及したら、守りきれないことは明白なのに、林大臣は『守ります』と国民を欺く答弁をしている。TPPは撤退しかない。公約違反を許さず、皆さんと一緒にたたかいます」と述べ、大喝采を浴びていました。 赤いポスト姿で仮装した郵政産業労働者ユニオンの労働者は、「皆さん、午前便の速達が廃止されたのを知っていますか。TPPを先取りするようなもうけ最優先のやり方を許してはいけない」と訴えました。 参加者は「普通の庶民にTPPはいらない! 大企業ボロもうけのTPPはいらない!」と元気にコールして、アピールしました。
TPP参加許すな!!
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[2013年11月]
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