「農民」記事データベース20131104-1092-08

生命の源にふれる旅

山形・庄内で稲刈り交流会


園児と農家が一対一
顔も名前も覚えたよ

 横浜の保育園

 山形県の庄内産直センターでは、今年で16年目となる「生命の源にふれる旅」と銘打った、横浜の保育園との稲刈り交流会を鶴岡市で行いました。

 9月28〜30日には「苗場保育園」「緑園なえば保育園」、10月5〜6日には「小雀みどり保育園」「戸塚みどり保育園」の4つの保育園が春に植えた稲を刈るために庄内を訪れました。

 この交流会の特徴は、年長組の園児たちに生産者が付き添い、一対一で稲刈りをすることです。園児たちには、庄内へ来る前に生産者一人ひとりから園児みんなにはがきが届きます。

 「春に植えた苗はとっても大きく育ったよ」「山形は遠いけど、一緒に刈るのを楽しみにしているよ」など。従来までは一人の生産者が何人もの園児を見て田植えと稲刈りをしていましたが、なかなか名前や顔を覚えるのが大変。一対一のペアですることで、名前や顔を覚え話をしながら園児たちとの交流を楽しめるようになりました。

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農家と一緒に稲刈りしたよ(鶴岡市)

 刈り終えた後には、園児たちと一緒になって刈上げ餅を食べます。あんこ、きなこ、そして庄内の汁もち。園児も生産者も競って「おかわり」の大合唱。収穫の喜びを一緒に分かち合うこの瞬間は、毎年味わってもなんとも言えないものがあります。

(山形・庄内産直センター 小林隆範)

(新聞「農民」2013.11.4付)
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2013年11月

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