「農民」記事データベース20131104-1092-03

税 金
ワンポイント


復興特別所得税って

 平成25年(2013年)分から平成49年(2037年)分までの25年間「復興特別所得税」が賦課されています。あまりニュースなどで知られていないために、知らない人も多いのではないでしょうか?

 2011年12月2日に東日本大震災からの復興のための施策として、「復興特別税」(法人税、所得税、住民税の3税)が創設されました。

 所得税を納める義務のある人は、復興特別所得税(基準所得税×2・1%)も併せて納める義務が課せられています。(詳しくは、農民連の『税金申告のてびき』を見てください)

 先日、税務署に記入方法を聞きに行きました。まだ正式な申告書はできていませんでしたが、「申告書」が復興特別所得税を所得税と併せて記入するものに代わる、とのことです。

 もちろん、所得税及び復興特別所得税の申告書を提出したら、期限までにその申告書に記載した所得税と復興特別所得税の合計額を納付することになります。さらに、住民税でも、年1000円の均等割が2013年から10年間課税されます。

 いまテレビで問題になっている「消費税の増税と大企業へのバラマキ」の一つとされている「復興特別法人税」はもともと3年間しか払わなくてよいのに、「2年で繰り上げ廃止」などとする一方で、国民には25年間負担を押しつけるやり方は許されません。

(税金対策部 坪井貞夫)

(新聞「農民」2013.11.4付)
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2013年11月

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