農のこころ丸山美沙夫
稲滓火(いなしび)や晩鐘四方(よも)へ田を仕舞う 美沙夫 稲刈・脱穀が済むと、稲藁屑を田んぼで燃やす煙があちこちに立つ。これを「稲滓火」という。藁屑とともに、近年はコンバインで刈取り。脱穀した藁も刻んで田一面に散らし、それに火を付け焼いたりもする。趣きは今も見られる。この炎や煙が立つと、田の仕事が終る。寺の鐘が響きわたる夕暮の美しい光景である。
(新聞「農民」2013.10.28付)
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[2013年10月]
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