シンポ「暮らしの中からTPP反対を」格差広げ一層の貧困すすむパル生協連
パルシステム生活協同組合連合会の主催でTPP反対のシンポジウム「暮らしの中からTPP反対を」が東京で開催されました。
基調講演では人材育成技術研究所所長の辛淑玉(シン・スゴ)さんが講演。自らの経験を振り返りながら「貧困は人の暮らしを、家族の生業を壊してしまいます。格差を広げ、より一層の貧困をもたらすのがTPPです。TPPはアジアと日本に富をもたらすというのは、大東亜共栄圏と同じ神話にすぎません」と指摘しました。
韓国からも報告パネル討論では「TPPに反対する人々の運動」共同代表の菅野芳秀さんが、山形県長井市の市民みんなが食、農、土作りに参加する、住民主体の循環型まちづくり「レインボープラン」を紹介し、「同じ地域の人たちが連携しながら、地域を守っていく構想をまとめていく必要があるだろう。生活の場の自給を人と人の支え合いを基礎に築くことなしにTPPに対する反対運動は成り立たない」と訴えました。韓国ハンサリム連合会専務理事の趙完衡(チョウ・ワンヨン)さんは、その活動を紹介しながら「生産者、あるいは消費者だけの問題にしてはいけないと思う。みんなが生きていくために手をとりあって生きていく必要があるのでは」と話しました。 韓国女性農民会の孔賢貞(コン・ヒョンジュン)さんも発言。「生産者と消費者が一緒になって運動を作っていくことが大切です。地域に張り付いて共同体や農産物を守っていくことが、TPPやFTAに対抗していくことにつながるのではないでしょうか。私たちは、おばあさんになるまで頑張っていきます」と話しました。
国民管理・監視の悪法だ全労連など3団体主催
全労連、自由法曹団、日本国民救援会の3団体は10月3日、都内でシンポジウム「安倍政権でどうなる私たちの人権―監視・管理・統制がすすむ社会―」を開きました。 |
[2013年10月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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