農のこころ丸山美沙夫
山霧を押しとゞめをり稲架襖 湯浅 桃邑 『ザ・俳句歳時記』から。近年はコンバインによる稲刈・脱穀、乾燥機とほとんど機械化で省力化されている。稲架を組み天日で干す景も各地で見られる。これも美味の米が望まれているからだろう。「稲架襖」という風情のある季語が巧く効いて農のこころを捉えているようだ。いまTPPの影もその襖に迫る。
(新聞「農民」2013.10.7付)
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[2013年10月]
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