宮城農民連 新婦人県本部
大きいの取れたョ!
イモ掘り体験で楽しく交流
サツマイモを作って子どもたちにイモ掘り体験をさせてあげたい。農民連と新日本婦人の会の交流を通じて産直運動を盛り上げたい――そんな思いから、5月下旬に宮城県の古川農民組合の直売所にある畑の一画を借りて、500本のサツマイモの苗(べにあずま)を植えました。イモ掘りの前日にはツル刈りをして準備をしました。
9月14日の当日は、たいへん良い天候に恵まれました。産直ボックス便りで参加者を募ったところ、新婦人宮城県本部のリズム小組の若いお母さんや子どもたち、それにお父さんなど仙台市を中心に約50人が参加し、盛大に「秋のサツマイモ掘り収穫祭」を開くことができました。
「うわ〜、とっても広いね」「どこにお芋あるの?」と、軍手と袋を持って子どもたちはワクワク。いっせいに取りかかり、真剣に土を掘っていきます。「大きいのがとれた!」と、汗まみれになりながらも、笑顔です。おとなたちも夢中です。「掘りたての芋ってこんなに色鮮やかなんだ」「袋がはちきれるくらい取れてうれしい」。
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やったあ! 大きなサツマイモだぁ |
1時間ほどで用意していたイモはすべて収穫され、直売所で新鮮野菜のお買い物を楽しみました。
その後は近くの化女沼・古代の里という公園へ移動し、木陰にレジャーシートを敷いて昼食となりました。青年部員4人と新婦人で協力して作ったサツマイモの入った芋煮汁は、地元の野菜を中心に、具だくさんで好評でした。
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サツマイモのイモ煮汁の昼食も好評 |
感想交流では、「楽しく参加しました。家族でイモ掘りは初めてです。サツマイモ入りの芋煮汁も初めて食べ、おいしかったです」「子どもたちが喜んでいました」など、農業体験をしてみんなで食事を囲んだことで、家族の絆を深めるきっかけになれたと思います。
今回サツマイモの植え付けなど中心に指導してくださった古川農民組合委員長の鎌内満穂さんは、「ここ大崎市の地域でもTPP反対の運動を行っています。みなさんと一緒に食と農を守る運動を行っていきましょう」と呼びかけました。
(宮城農民連 芳賀緑)
(新聞「農民」2013.9.30付)
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