農のこころ丸山美沙夫
撓みゆく稲穂のひかり風さやぐ 仁科 文男 俳誌『白炎』から。主宰の一句である。稲粒が日一日と膨らみ、引き締っていくと穂の重みで垂れていく。稲の色付く頃がしっかりと把握されてくる。台風シーズンも無事に過ぎるか、今年の稔りの秋を豊作に結びつけたいもの。収穫を前にした美しい情景は、「風さやぐ」により農びとの心もかきたてて伝わってくる。
(新聞「農民」2013.9.23付)
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[2013年9月]
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