全国食健連
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関連/TPP反対 福岡からも声あげよう /憲法を政治に生かそう 「9の日宣伝」 |
国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)が主催する、2013年の「グリーンウエーブ行動」がスタートしました。初日の9月10日には、全国での運動の皮切りに、東京・新宿駅西口で宣伝を行い、TPP交渉からの撤退、原発ゼロを訴えました。
アンケートで通行人と対話する参加者 |
農民連の笹渡義夫事務局長は「国民には知らせることができない交渉をしているから、秘密にしているのではないか」とTPPの秘密交渉を批判し、撤退を求めるとともに、「2020年オリンピックを東京に誘致するために、『放射能は完全にコントロールされている』と世界に向かって話した安倍首相の発言の責任は重大である」と訴えました。
また農民連青年部から渡邊信嗣さんが発言し、「農業の多面的機能を失わせ、国民の食、医療、雇用の安全を危うくするTPPは、日本の未来を多国籍企業に売り渡す、売国奴の所業だ」だと訴え、通行中の青年の関心を呼んでいました
「TPPって、どうやったら止められるんですか」と質問した男性(35)は「今、みんなが政治に不信感を持っている」と語り、最後に農民連の旗を見上げて、「一揆みたいでかっこいいですね」と話していました。
京都などでも同日に宣伝を行い、食糧主権で食と農業、地球を守ろうと訴えました。
また9月6日には、九州最大の繁華街、福岡市天神のど真ん中で、新日本婦人の会福岡県本部と福岡県農民連あわせて20人が、TPP反対の統一行動を行いました。道行く人に署名やシール投票を呼びかけたところ、40人中39人が「TPP反対」にシールをはっていました。
さらにこの日は、福岡県農民連の7人が終日、宣伝カーを動かしました。駅前やバスを待っている人に「情報をいっさい国民に明かさないTPPは、国民の知る権利にも違反する」「極秘のうちに食の安全基準が緩められ、遺伝子組み換え作物など危険な食料輸入に頼らざるを得なくなる」と訴えると、「TPPは不安だらけ、農業や健康保険がダメにされて反対です」と、買い物の足を止めて署名に応じていました。
「このまま生き埋めにされてたまるか!」――年内妥結に向けた動きを世論の声でくい止めるため、引き続き運動に取り組んでいくことにしています。
東京都内では70カ所で宣伝が行われ、池袋駅東口の宣伝には農民連も参加しました。
農民連青年部の渡邊信嗣さんは「佐世保を軍港とするなど、憲法から実態を乖離(かいり)させたのは、自民党政治ではないか。それをいまさら現実と合わないから憲法改正とは本末転倒だ」と訴え、「TPP参加を許さず、憲法を政治に生かして、安定して農業が営める社会を作ろう」と呼びかけました。
通行中に宣伝を聞いた医科大学の教員は、「憲法を守るために、政権を徹底して追及しなければだめだ」と話していました。
[2013年9月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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