税金相談員養成講座に参加して
愛知・豊橋農民組合 本多 操
こんなに集中したのは久しぶり
『てびき』を何度も読み返して
夜半から未明にかけて愛知県地方にも大雨が降った8月6日、「税金相談員養成連続講座第3回」が名古屋市で行われ、私も参加しました。奈良県連の竹島茂直事務局長が講師です。
復習も予習も
1回目は都合で参加できず、今回が2回目の参加です。前回(6月25日)に「復習と予習をしていった方がいいよ」と1回目の資料を渡されました。6回シリーズで11月までの予定がびっしり。
前回は主に所得税法に分類される所得の種類と所得の種類の判別及び所得金額の計算(練習問題47問)、確定申告書の作成(例題3)でした。県連や単組の事務局の人たちが多い中で、私は兼業農家としての参加です。所得の種類をたちどころに判別するという作業は初めてで、順番に指名される場面ではまごつきました。
解答に何時間も
3回目のこの日は、所得控除、税額控除、扶養控除付け替えの妙、そして練習問題(32問)、例題4(申告書の計算)でした。「この程度のものは15分でできなければだめ」と言われましたが、30分以上かかって正解とは、限りない情けなさ。
午後1時から5時半まで60分ごとに休憩はしたものの、こんなに集中して机に向かったことはめったにありません。
農民連の『確定申告のてびき』も今までは3月15日を過ぎるとあまり開いたことはありませんでしたが、この2回の講座だけで5章、6章、7章と何度読み返したことでしょう。
次は9月10日で、「確定申告の波及効果」です。予習も必須なのですが、復習も3回はするようにと言われました。10月には卒業試験があります。
みんなが学べば
私は、確定申告はまあまあできていると思っていましたが、とんでもない。人に教えるにはほど遠いということを思い知りました。
今回の講座は自分の申告のために真剣になっていますが、参加者がみなこの税金の知識を身に付けたら、地域の農民連としても大きな力になりますね。更なる目標、仲間づくりをどう計画、実践するか期待されます。
あと3回、体力はもつかしらと思いつつ、最後まで参加して節税をするつもりです。
(新聞「農民」2013.9.16付)
|