地元産野菜使って
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「亀屋」の海老原満さん(左)と千鶴子さん(中央)、康二さん |
すぐにアイデアが出たわけではありません。考え込んでいた時にふと見た折り込み広告のトマトに目が留まり、「トマトでできないか」と思いつき、その後も試行錯誤を続けて、トマト大福が出来上がりました。その過程で、奥さんの千鶴子さん(77)から「羊かんもできないか」とアイデアが生まれ、羊かんの開発にも取り掛かりました。出来上がった羊かんのパッケージには、自作のはんこでトマトのイラストがプリントされています。食べてみると、どちらもトマトの酸味が味を引き立てておいしく仕上がっていました。
トマト大福(左上)とトマト羊かん(左下) |
今、店は息子の康二さん(43)と親子2代で経営しています。今後も「ルバーブや小松菜などの野菜で新しい製品ができないか挑戦していきます」と、展望を語ってくれました。
10アール弱の農地で野菜を栽培している萩原さんは最近になってある変化を感じています。「地元の人が直接買いに来ることが多くなりました。もぎたてをその場でお渡ししていますが、新鮮な野菜はおいしいとリピーターが非常に多いです」。地元の小学生も、もぎたてトマトを食べに来ています。「これからも地域との交流には、積極的に取り組みたい」と萩原さんは話してくれました。
野菜農家の萩原英幸さんと息子の舜也くん(7) |
大根は他のアブラナ科の鞘と違い、鞘が発泡スチロールみたいで、硬く、しっかり種を守っていて、乾けば自然に種が弾ける構造ではありません。たたいて中の種を出します。世話の焼ける種です。その上、一鞘に数粒しか入っていません。
日本には在来種が多数ありますが、「人が手間をかけて伝えて来たのだなあ」と、思いをはせています。
[2013年9月]
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