官邸前アクションTPP
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自作のイラスト入りタペストリーで訴える母親たち |
冒頭に紹介された甘利TPP担当大臣の「TPP反対の声が小さくなってきた」に対して、「われわれの声が聞こえないのか」「都合の悪いことから目をそらしている」と批判の声が上がり、「聞こえないと言わせないくらい大きく訴えていこう」と力強くシュプレヒコールを行いました。
ブルネイから帰国した松田佳子さん(翻訳家)は、情報の開示を求め、できなければ撤退することをうたった衆参農林水産委員会の決議文などを各国の交渉官に手渡し、決して国民はTPP推進を望んでいないことを訴えてきたことを報告。「アメリカは日米交渉さえまとまればいいと思っているのではと感じた」と話しました。また、TPP推進を望む人たちに要求を突きつけていく必要があると訴えました。
東京・大田区の元区議、奈須りえさんは、政府が「国家戦略特区でTPP以上の規制緩和を既成事実化しようとしている」と批判しました。
日本共産党の吉良よし子、田村智子、紙智子の各参院議員が参加し、国会でともにたたかっていく決意を述べました。
会場は大勢の人の熱気に包まれ、「TPP交渉から即時撤退を!」「TPP断固反対」の横断幕を持った人々が集いました。宮城農民連からも約30人が参加。各単組の旗を掲げて集会に臨みました。
ネットワーク代表世話人の菅原章夫県農協中央会長は、政府が交渉内容について秘密保持の姿勢を崩さないことに対し、「交渉内容は国民生活の全てにかかわる。最低限の情報は国会や業界団体、国民に示すべきだ」と訴えました。
与野党の国会議員7人が出席し、与党である自民党は4人も発言しましたが、「無責任!」「ウソつき!」の声が入り、「脱退も辞さない覚悟で交渉を進める」と言うのが精いっぱいでした。後に続く公明党、民主党も責任逃れに終始。共産党の紙智子参議院議員がTPP交渉の現情勢と問題点を指摘し、「TPP交渉からただちに撤退することが国益を守る真の道です」ときっぱりと述べ、大きな拍手がわきました。
集会後は雨のなか商店街をデモ行進し、道ゆく人にアピールしました。
[2013年9月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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