「農民」記事データベース20130909-1084-08

ふくしまの産直梨 どうぞ

復興に大きな励まし
被災地に笑顔を!

関連/コウノトリの米 環境がよくなり農家の誇りです


この力を原発なくす運動へ

 農民連は、東日本大震災直後から対策本部を立ち上げて、全国の仲間から農産物や生活物資を被災地に送り続けています。また農民連ふるさとネットワークは、風評被害にあっている農産物や農産加工品を紹介し、支援に取り組んでいます。

 9月からは、梨の出荷が始まります。放射能については、農民連食品分析センターや福島県農民連内の測定機器、また行政機関などの検査で測定し、基準値を下回っていることを確認してお届けしています。(価格は、送料、消費税込み)

▼梨 5キロ1箱で14〜16玉 1箱3200円、2箱6000円、3箱8400円 10キロ1箱で28〜32玉5000円
▼巨峰(種あり) 2キロ1箱で5〜7房 1箱3200円、2箱6000円、3箱8400円
▼注文先 農民連ふるさとネットワーク FAX03(3590)9524 問い合わせTEL03(3590)9517(平日午前10時〜午後5時)

 梨に心を込めてお届けします

 農事組合法人産直センターふくしまの阿部哲也さん

 今年の梨は、春先の低温で開花が遅れ、着果不足が心配されましたが、梅雨の時期の集中的な雨と、梅雨明け後の日照り続きで、大きさ、甘さとも十分な味に仕上がりました。心を込めて作ったおいしい梨を全国の皆さんにお届けします。

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阿部哲也さん

 原発事故から2年半、私たちはいま、福島の農業の再生、風評被害払しょくへ全力を挙げています。しかしいまだに風評被害は長引いており、「作っても売れない、売れないから作らない」という生産者の生産意欲の減退が、福島農業にとってますますたいへんな問題となっています。

 そういうなかで、事故以前の産直がすこしずつですが復活しはじめ、生産者に大きな励ましとなっています。ふるさとネットの産直にも、私たちは大きく励まされています。この力を、福島の農業を守り、原発をなくす運動につなげていきたいと思っています。

 ぜひともご支援よろしくお願いします。


コウノトリの米
環境がよくなり農家の誇りです

豊岡エキシビション2013
東京で特産物をアピール

 日本から絶滅したコウノトリの再生に取り組む兵庫県豊岡市は8月27日から9月1日まで、東京・渋谷ヒカリエで、市の取り組みや特産物をアピールする「豊岡エキシビション2013」を開催しました。

 今回は、各日を歌舞伎の日、コウノトリと自然の日、文学の日、女磨きの日、カバンの日、浴衣の日などとテーマを決めて、トークショーやプレゼンテーションを行いました。

 市長かけつけ訪問客と対話

 27日から3日間は中貝宗治市長も自らかけつけ、イベントに参加。館内のショーケースには臨時の市長室が設けられ、豊岡ゆかりの人々をはじめ、訪問客や一般の市民ともじかに対話していました。

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“臨時”市長室で市民と対話する中貝市長

 豊岡では、コウノトリの餌場となる水田やその周辺の環境を維持するために、化学肥料や農薬に頼らない米作り(コウノトリ育む農法)を実践しています。農民連ふるさとネットワークも安全・安心の「こうのとりのお米」を取り扱っています。

 中貝市長は「豊岡の米を食べてもらうことで水田環境がよくなり、農家も誇りをもって米作りができます。こうした取り組みが各地で広がることを願っています」と話していました。

(新聞「農民」2013.9.9付)
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2013年9月

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