「農民」記事データベース20130902-1083-10

旬の味


 埼玉県東部地域でも稲が黄金色に染まってきた。毎日の散歩が楽しみだ。昨年より一週間ほど早くなっているそうだ。朝早くから田んぼの様子を見に来る農民の姿を見る。少しでもおいしいお米を作ろうという意欲の現れだろう。稲穂がだんだん頭を下げていくのを見ていると、5円玉の稲穂の図柄に思いをはせる▼フリー百科辞典「ウィキペディア」では、5円玉硬貨について、稲穂、水(水面、稲穂の根元の複数の水平線)、歯車(穴の周り)はそれぞれ農業、水産業、工業を表している。また、硬貨の裏面の双葉は民主主義に向かって伸びて行く日本を表している、と記している▼安倍首相には5円玉に刻まれている内容を知ってほしいものだ。また「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということわざがあるが、安倍首相は何を思うだろうか。炎天下で汗水を流しながら米作りに励む農民の苦労や気持ちはわかるのだろうか▼TPPで農業を壊滅させ、憲法をも変え、国の姿を変えようと暴走する安倍内閣にストップをかけたい。

(昭)

(新聞「農民」2013.9.2付)
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2013年9月

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