農のこころ丸山美沙夫
夕立の捨て鍬一徹土を咬む 美沙夫 積乱雲が発達して、雷を伴った激しい雨を降らせるので「夕立」は夏の季語とされている。とくに夏の午後の遅い時刻に多い。畑仕事に精出し、もう少しという頃に夕立がやって来ることがある。すばやく逃げないとずぶ濡れになる。農具もその場に捨て逃げる姿は滑稽でもある。置き去りの鍬に土を咬ませたど根性だ。
(新聞「農民」2013.7.29付)
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[2013年7月]
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