農のこころ丸山美沙夫
袋掛山を屏風と置き据ゑて 清水 和代 俳誌『春塘(しゅんとう)』から。林檎・桃・梨など果樹栽培農家は、虫や鳥の害を防ぎ、強風などで果実にキズがつかないように、一果一房に袋掛する。大変な作業であるが山裾に広がる果樹畑の眺めは、緑と紙袋の白がコントラストに浮きたつ。この作の「山を屏風と置き」と捉えた風土の見事さであり、産地の力づよさである。
(新聞「農民」2013.7.22付)
|
[2013年7月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2013, 農民運動全国連合会