「農民」記事データベース20130624-1074-09

みんなでおいしく交流
自然を満喫して

赤いそら豆のさやむき
カブト虫の幼虫に歓声


福岡 新婦人
久留米支部

 5月12日、快晴の下、福岡県の新日本婦人の会久留米支部の人たち約30人が、みのう農民組合書記長の佐々木督文さんの農園に自然体験に来ました。家族での参加が6〜7組でした。

 本来はマルベリー(桑の実)摘みの予定でしたが、まだ熟しておらず、いろいろ体験してもらうことにしたものです。まず、赤いそら豆のさやむき、緑色のさやから赤い豆が出ると、感嘆の声が…。むいた豆は、ご飯に入れて炊きます。そして、スナップエンドウちぎり。

 その後、軽トラックに乗り込んで佐々木さんの山に。途中で野いちご摘みをしながら、山の畑に到着しました。そこには大量の堆肥が。佐々木さんが、ユンボでそっと掘っていきます。「あった、あそこ!」「ここにも」。子どもより先にお父さんたちの声が響きます。カブト虫の幼虫です。

 家に戻ると、赤いそら豆ご飯と豚汁ができています。みんなで楽しく、おいしく交流会。井上永太郎組合長が、「柿の消毒に使われている新農薬ネオニコチノイド系の農薬は散布すると4キロメートル四方の昆虫に影響を与え、特にミツバチの神経を侵すということで、ヨーロッパでは禁止になった。自分は3年ほど前から、石けんと従来の廃油石けんと従来の農薬を混用してこのネオニコチノイド系農薬を使わない取り組みをしていて、効果が実感できる。まずは、農民組合でこの取り組みを広げていこうと思っている」とあいさつしました。みなさん、おいしいものでおなかいっぱいにし、自然を満喫して、「また来たい」といって帰っていきました。

(福岡・みのう農民組合 金子徳子)

(新聞「農民」2013.6.24付)
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2013年6月

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