農のこころ丸山美沙夫
悶々と野菜が痩する旱梅雨 小林 茂敏 俳誌『白炎』から。暦の上では六月十一日が入梅で、その日から三〇日間を梅雨という。雨の降り続く時期で気候もじめじめしてうっとうしい。だが、水田の水が枯れたり、畑作物も旱魃になったら大変な損害を被る。この句は「悶々と」に、萎えてゆく野菜を命のように捉えている。農びとが情感寄せて喜雨を待つ。
(新聞「農民」2013.6.24付)
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[2013年6月]
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