96条改悪ストップ
9条守ろう
憲法改悪反対共同センター
署名提出院内集会開く
衆参両院の憲法審査会で審議が大詰めを迎え(13日に審議は終了)、安倍政権はまず憲法改正の規定を定めた96条を先行して「改正」し、憲法9条などの改悪を狙っています。
こうした情勢のもと、憲法改悪反対共同センターの主催で、「96条改悪ストップ! 世界の宝9条を守り生かそう! 6・5署名提出院内集会」が開かれ、各団体が集めた累計52万8872人に及ぶ署名が、提出されました。集会には、農民連の白石淳一会長をはじめ、自由法曹団、新日本婦人の会、全労連、全国商工団体連合会、全日本民医連、全国革新懇などの代表者もズラリと出席しました。
慈恵医科大学の小沢隆一教授(憲法学)が講演。小沢さんは、「憲法は権力行使が暴走しないように権力者を縛るもの。“96条改憲論”の議論は、法律を作る権力者である国会議員(治者)と、法律を作ることはできない国民(被治者)の区別がない」と批判し、自民党の改憲草案を(1)天皇元首化など復古的・反動的な国家をめざす部分、(2)新自由主義の推進をめざす部分、(3)軍事大国化を目指す部分――に分けて解説しました。
日本民主青年同盟の田中悠委員長は、「青年でフェイスブックに『9条いいね!』のページを作り、憲法9条を守る取り組みを広げている。開設して2カ月で1350を超える“いいね!”があった」と、青年ならではの活動を紹介しました。
また農民連の白石会長は、「第2次大戦では、多くの農民が兵士となって出征して行った。あのような侵略戦争に道を開くような憲法改悪には断固反対していきたい」と述べました。
(新聞「農民」2013.6.24付)
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