農のこころ丸山美沙夫
植田早や日の煌めきを撥ね返す 古屋 茂み 『ザ・俳句十万人歳時記』から。田植えが終って間もない時期の田を植田という。この句は、早苗が植えられて数日すると、しっかり根づき若稲に育つ力づよさ、逞しさを捉えて詠んでいる。水を張った田から、植田になっての水田の命の輝く美観に趣きも変わる。稲のもつ生命力、育てる農びとの姿も背景に感じる。
(新聞「農民」2013.6.17付)
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[2013年6月]
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