「農民」記事データベース20130617-1073-01

原発やめろ
再稼働反対

6・2中央集会国会周辺で大包囲行動
明治公園


原発・TPP反対の党を国会に

 「再稼働、反対! 原発いらない!」「自民はやめろ! 原発やめろ!」――6月2日、原発ゼロを求める「6・2NO NUKES DAY(ノーニュークスデー)」が東京の明治公園や国会周辺で取り組まれ、全国からおよそ6万人が集いました。この「6・2NO NUKES DAY」では、原発をなくす全国連絡会が明治公園で「原発ゼロをめざす中央集会」を開いたほか、「さようなら原発一千万人署名」市民の会(1000万人アクション)も芝公園で集会を開き、夕方には2つの集会参加者が首都圏反原発連合主催の「反原発☆国会大包囲」行動に合流しました。

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「原発いらない! 子どもを守れ!」とリズミカルにコールしながらデモ行進する農民連の隊列

〈農民連ブース〉
福島支援の加工品を販売
自転車発電も大好評

 農民連は「原発ゼロをめざす中央集会」にブースを出店し、福島復興支援として福島の甘酒や炊き込みご飯の素などの農産加工品を販売したほか、放射能分析機の展示・実演、自転車発電でつくるかき氷の販売などを行いました。

 快晴に恵まれたこともあり、自転車発電のかき氷は大好評。お客さん自ら自転車をこいで発電し、かき氷をつくるのですが、発電機の抵抗で思いのほかペダルが重く、「がんばれ!」「もう少し!」などと励まされながら、大汗をかいて、かき氷をつくっていました。大阪から来たという男性は、「いやあ、キツかった! 電気の大切さが身にしみるね。エネルギーを作るのは大変だ」と感想を話していました。

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自転車発電でつくるかき氷は子どもたちにも大好評

 他のブースでは、環境NGOのグリーンピース・ジャパンが「原発にもメーカー責任を」と、署名を呼びかけていたほか、全労連のブースでは「原発労働と除染労働」のシンポジウムが行われ、多くの人が足を止めて聞き入っていました。

 原発政策の大転換行え

 集会では、首都圏反原発連合を代表して、ミサオ・レッドウルフさんが、「国会では反原発の声が負けたように見えるが、国民世論は今でも圧倒的に原発ゼロを望んでいる。一人ひとりの力を合わせて、原発ゼロの政策に転換していこう」と、連帯あいさつしました。また「1000万人アクション」を代表して、日本消費者連盟の富山洋子さんがあいさつし、「原発を止める意思を、参議院選挙に結集しましょう」と呼びかけました。

 日本共産党の志位和夫委員長が大きな拍手とともに登壇。「福島原発の現状は収束とはほど遠い。にもかかわらず、安倍政権は『成長戦略』に原発の活用を盛り込み、原発再稼働のみならず、外国に輸出することまで狙っている。“原発ゼロ”“再生可能エネルギーへの大転換を行え”の声を、ともに上げていこう」と力強く訴えました。

 集会後、参加者は3コースに分かれてデモ行進。農民連が参加した六本木コースでは、DJの乗ったサウンドカーを先頭に、反原発を歌ったレゲエ音楽に合わせてデモ行進し、国会包囲行動に合流しました。

(新聞「農民」2013.6.17付)
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2013年6月

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