税金・なんでも相談員“初級”講座
知識不足で消極性を反省
5月23日、名古屋市の労働会館で、奈良県農民連の竹島茂直事務局長を講師に招いての連続講座「税金・なんでも相談員養成“初級”講座」(5月から11月まで全6回予定)の第1回が開催され、東海ブロックから3県8人の事務局員・役員が受講しました。
5月に愛知県連では、県連事務局の服部円美さんが税金相談・学習会を企画するなかで新しい仲間を迎え、県連内にあった「確定申告の取り組み=秋冬の活動」というイメージを覆してくれたことなどもあり、農家の方の要求に応えられる組織作りの一環として、東海ブロックでの学習会に参加することになりました。
初回である今回は、確定申告や免税軽油の申請、労災保険、産直運動など様々な要求実現の取り組みを、竹島さん自身の経験を交えて、奈良県連はじめ、全国の実例の概要やポイント解説、参加各県連のこれまでの取り組みや今回の講座への意気込みの交換などがありました。
今まで確定申告は、その世帯の経営、家族の内情に関わるデリケートな活動だと怖がり、苦手意識や知識不足、他の活動を言い訳にして積極的に取り組めていなかったことから、今回の講座で、私自身の事務局としてのあり方、組合員の方との向き合い方を反省する機会になりました。
確定申告書作成の演習では、竹島さんいわく「3題(白色専業農家の場合・兼業サラリーマンの場合・米兼業年金受給者の場合) 15分で解ける」例題が、1題しかできず、前途多難と評されてしまいましたが、農業経営を維持・発展させるために、組織として、専従者として合法的に実利獲得のための技量を身につけ、信頼される事務局を目指して、がんばりたいと思います。
(愛知・豊田農民組合 税田美樹)
(新聞「農民」2013.6.10付)
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