5・25大集会さらに国民的連帯広げ
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多彩なパフォーマンスが繰り広げられたメーンステージ |
新日本婦人の会中央本部のみなさんは、紙芝居で、農業と食の安全を脅かすTPPの本質を暴露し、渋谷や秋葉原で愛と平和を訴えている、えみむめもさんは、替え歌で「みんなで力合わせたら止まるはずだよTPP」と呼びかけました。
大集会では白石淳一会長が開会あいさつ(別項)。主婦連合会からの「参加撤回を求めて最後までたたかいます」とのメッセージが読み上げられました。
各党代表のあいさつでは、生活の党のはたともこ参院議員、日本共産党の紙智子参院議員、社民党の福島瑞穂党首、民主党の大河原雅子参院議員が壇上からあいさつしました。
農民連女性部の久保田みき子部長が壇上からカンパを訴え、約36万円が会場から寄せられました。
発言者に拍手を送る参加者 |
首都圏青年ユニオンの山田真吾書記長は「労働者の権利を守り、貧困の解消に力を尽くしたい」と語り、TPPペルー交渉から前日に戻ってきたアジア太平洋資料センター(PARC)の内田聖子事務局長は、交渉のもようを報告しました。(4面に要旨)
「TPPに反対する国民会議」の首藤信彦前衆院議員は、「TPP参加国は、日本の農業問題はすべて解決済みという立場だ。国民をだます政府を許してはならない」と訴え、東都生協の大出友記子常任理事は「命とくらしを守るためにTPPは断固反対です」と述べました。
学識者を代表して、慶應義塾大学の金子勝教授が、「TPP推進をあおる日本のマスメディアはおかしい」と批判しました。
最後に、「日本はTPPP交渉の席に着くべきではありません。なんとしても日本のTPP交渉参加を撤回させましょう」とする集会アピールを満場一致で採択しました。
参加者は、トラクター4台を先頭に、思い思いのパフォーマンスで通行人らに訴え、音楽を奏でながら銀座をパレードしました。
トラクター4台を先頭に |
安倍首相は3月15日の参加表明以来、暴走を続けています。昨年の総選挙で、自民党は「TPP反対」を掲げて多数当選しましたが、その舌の根も乾かないうちに、公約を投げ捨てました。
首相は、「国益を守る」と言いますが、TPPへの参加は、経済主権、食糧主権を放棄して、国民の生活全般に取り返しのつかない悪影響を与えることは明白です。「国益を守る」というなら、参加表明を撤回する以外にありません。
いま全国各地でTPP参加反対の、各界各層を結集した集会が計画され、参加断固阻止の大きなうねりになっています。
大義はわれわれにあります。国民的な連帯をさらに広げて、TPP参加を止めようではありませんか。
来る参院選は最大の正念場です。TPP推進勢力に厳しい審判を下し、国会の力関係を変えようではありませんか。
[2013年6月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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