農のこころ丸山美沙夫
一村に水ゆきわたり夕蛙 吉村 艶子 俳誌『しぐなる』から。耕す作業が終ると、いっせいに代掻きがはじまる。「田水引く」「田水張る」はその情景を季語として用いるものだが、この句では「一村に水…」と、水田地帯の特色を大きくとらえている。村中が水田に包まれて、まばゆいほどの美しい景となる。蛙がいっせいに鳴き、賑々しさに活気づくとき。
(新聞「農民」2013.5.27付)
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[2013年5月]
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