神奈川新婦人のみなさんがやってきた
子どももお父さんも
がんばりました
「わたしの田んぼ」で田植え
多古町旬の味産直センター
千葉
さわやかな快晴の4月29日、千葉・多古町旬の味産直センターの山藤が満開の谷津田に、神奈川県の新日本婦人の会の人たちがやってきて、市民農園「わたしの田んぼ」の田植えが行われました。
この日、参加した人たちは、当初の予定より100人以上も多い約500人。昼食や交流会の会場となった「しんのみくうかん」では、生産者や職員がうれしい悲鳴を上げながら食事の準備に追われました。
午前10時半、神主さんによるお田植え祭の神事のあと、一列に並んで田んぼに入る子どもやお父さん、お母さんたち。
「わー、気持ちいい!」。低温が続いて野菜がなかなか育たなかったこの春ですが、田んぼの水はちょうどよいぐらいのぬるさです。
ここ数年、小さな子どもたちの姿がとても多くなったわたしの田んぼの田植えですが、今年はとくに、若いお父さんたちがたくさんやってきたのが印象的でした。子どもたちと力を合わせ、笑顔で苗を植えるお父さんたちを、畦(あぜ)から写真に撮るお母さんたち。ほほ笑ましい家族の姿があちこちにありました。
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子どもたちも元気に田植えをしました |
「この苗が、秋にはおいしいお米になるんだよ」と語りあいながらの作業です。30分ほどで苗を植え終えた皆さんを、お餅や釜炊きご飯、肉じゃが、鳥ごぼう、味付け卵、ウインナー、豆腐、サラダ、漬物、みそ汁など、山盛りの昼食がしんのみくうかんで待っています。
これまでになく参加者の多かった今回は、広場にテントを張り、芝生の上でお昼を食べる人たちもたくさん。ほどよい気温と柔らかな日差しが、参加者をやさしく包んでくれます。
ハム・ソーセージお土産を手に満足
お昼ごはんでおなかがいっぱいになったあとは、生産者からのメッセージ。若い生産者や生産者親子の話に笑顔と拍手が送られます。その後、みなさんはイチゴ狩りにいったり、「虫博士」としんのみくうかんを散策したり。春の1日をたっぷり楽しんで、直売の野菜やパン、ハム・ソーセージなどお土産を手にしながら、大満足で帰路につきました。
(ルポライター 矢吹紀人)
(新聞「農民」2013.5.20付)
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