「農民」記事データベース20130520-1069-07

明るく働く母ちゃんは農家の太陽

藤田・灘崎地区で女性部結成

岡山市

関連/ユニークな育苗管理に出合う


 岡山県農民連女性部準備会は4月23日、「塩こうじ作りと塩こうじ料理の試食会」と「女性部結成」が行われ、12人の女性が集いました。

 第1部の塩こうじ作りでは、佐藤富恵さんが講師となり、米こうじで塩こうじを作り、事前に用意しておいた塩こうじを使って野菜いためなどを作りました。

 事前に作ってもらった料理も含めて6品ができ上がり、みんなで試食しました。とてもおいしいのにみんなニコニコ顔。「期待通りでした。家族の健康は、私たち女性ががんばらなくてはと思いました」「夫が野菜を作ってくれているのですが、自宅で作った物が食べられる幸せを感じ、夫に感謝します」などの感想が寄せられました。

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新たに結成された「はなみずきの会」。前列左から2人目が佐藤さん

 第2部では、女性部結成に向け、農民連事務局次長の坪井貞夫さんから、なぜ女性部が必要なのか、TPPで脅かされる食の安全についての話があり、その後、県女性部が結成されるまでの申し合わせ事項を確認しました。

 今回結成されたのは、岡山市南区藤田・灘崎地域のみなさんの会で、「はなみずきの会」と名前をつけました。会員は、農民連会員、新聞「農民」読者の女性によって構成され、佐藤富恵さんが部長に選出されました。

 明るく働く母ちゃんは、農家の太陽です。女は女同士、仕事のこと、家庭や教育のこと、料理や農業のことなど、何でも気軽に話し合えるのが農民連女性部です。

(岡山県農民連 秦明美)


ユニークな育苗管理に出合う

北海道岩見沢

従来とちがう
床場ふみ固める置床鎮圧

 北海道岩見沢地方でもようやく雪解けが進み、水稲の種まき作業が最盛期を迎えています。こんな中、ユニークな育苗管理に出合いました。この地方の育苗は成苗ポット栽培が多く用いられています。ビニールハウスでの畑育苗のため、ふかふかの床場を作り育苗ポットとの密着性を高めるのが必須の作業でした。

 空知中央農民組合の富沢修一さんと佐々木輝彦さんは、従来のやり方と全く逆の、耕起した床場を道路の補修などで使われている鎮圧ローラー(重量500キログラム)で踏み固め、そこに育苗ポットを並べる方法を採用しています。

 苗素質にも全く問題がなく、田植え時の苗運搬には自由に軽トラックが育苗ハウスに出入りできるため、大幅な作業の軽減になっていると言います。「よくこんなことを思いついた」と聞くと、上川の農業改良普及センターが開発したものだそうで、インターネットで「置床鎮圧育苗」で検索するとヒットするとのことでした。

(農民連会長 白石淳一)

(新聞「農民」2013.5.20付)
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2013年5月

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