「農民」記事データベース20130520-1069-03

止められるチャンスある

参加反対の声さらに広めよう

関連/交渉参加阻止へ共闘を県JAに申し入れ


TPP阻止官邸前行動

 「STOP TPP!! 市民アクション」は5月7日、月1回の首相官邸前行動に取り組み、150人以上が集まりました。

 アジア太平洋資料センター(PARC)の内田聖子事務局長が「マスメディアなどでは日本がTPPに参加をしたかのように報道しているが、まだ正式に参加したわけではない。がんばれば止められるチャンスはある。参加反対の声を届けよう」と呼びかけました。

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「TPP参加ストップを」と気勢をあげる参加者

 筑地市場の労組、全労連・全国一般東京地本東京中央市場労組の中澤誠さんが、農水省に対して「TPPに参加して、どうやって食料自給率を50%に引き上げるのか」と追及し、農水省が答弁不能に陥ったことを紹介しました。

 「TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会」から醍醐聰・東京大学名誉教授が参加。「政府の影響試算を試算し直し、きちんと反証していきたい」と述べ、北海道にも現地調査に行くことを表明しました。

 映画会社アップリンクの松下加奈さんは6月から公開される、原発と遺伝子組み換えを告発した新作「世界が食べられなくなる日」を紹介し、「上映を通して反対運動をしていきたい」と語りました。

 日本共産党の紙智子参院議員と社民党の福島瑞穂党首も参加。紙議員は「みなさんと力を合わせてがんばる」と激励しました。


交渉参加阻止へ共闘を
県JAに申し入れ

福井県農民連会長ら4人

 福井県農民連の玉村正夫会長ら4人は4月30日、県農協中央会の山田俊臣会長あてに「TPP交渉参加阻止に向けての共闘申入書」を提出し、県農政連の田黒吉之事務局長らと懇談しました。

 懇談では、「県JAグループや県森林組合、県漁協などで構成する『TPP交渉参加断固阻止対策福井県本部』は5月中に大規模な集会を予定しており、交渉参加阻止に向けた取り組みを進めている」との表明があり、ともにたたかいを強めていくことを確認しました。

 “公約守れ”と自民衆参両院議員にも

 また、自民党の衆・参両議院の6議員の地元事務所を訪れ、総選挙での公約を守り、国会での批准・採決時には反対の意思を貫くよう求めました。ある地元事務所の秘書から「TPPに参加すると日本はどうなるのか」などの不安の声が寄せられたほか、「この要請文は必ず東京事務所にファクスしておきます」との返事がありました。

(新聞「農民」2013.5.20付)
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2013年5月

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