「農民」記事データベース20130325-1062-06

守りぬこう平和・自由・人権

農民連女性部
TPP参加阻止を訴える

関連/GP農法って何だ!


3・8国際女性デー

 「女性の連帯と共同広げ、ジェンダー平等へ―2013年国際女性デー中央集会」が、3月8日、東京・みらい座いけぶくろで開催され、700人の女性が集いました。

 日本婦人団体連合会の堀江ゆり会長が実行委員会を代表して主催者あいさつし、「今日は世界中の国々で、それぞれの要求をかかげて女性たちが立ち上がっています。私たち日本の女性の国際連帯とはなんでしょうか。一つには従軍慰安婦問題の解決です」と述べ、日本政府に従軍慰安婦問題を認め、謝罪し、賠償するよう求めました。

 そして「日本国憲法を守りぬき、武力に頼らず、平和に生きる権利を世界やアジアの人々に保障すること、これこそ今、日本の私たちが取り組むべき最大の国際貢献ではないでしょうか。平和とジェンダー平等の日本を、世界を、私たちの手で作り上げましょう」と呼びかけました。

 弁護士の大森典子さんが「憲法改悪ゆるさずジェンダー平等へ」をテーマに講演。基本的人権の制限や国防軍など自民党の改憲草案に盛り込まれた内容を紹介し、「戦争は自由や人権の否定の極致にあるもの。人間の自由と権利を何よりも大切に考える社会をめざし、憲法を自分の言葉で語っていきましょう」と訴えました。

 運動の交流では、さまざまな団体や分野の女性たちが、色鮮やかな横断幕やノボリを持って登壇し、元気にアピールしました。農民連女性部は、「TPP不参加を選挙公約に掲げていた安倍首相が、TPP交渉参加へと突き進もうとしています。この公約違反の暴挙に各地から怒りの声が上がっています。農業だけでなく、医療、保険、雇用など国民生活に大きな影響を与えるTPP参加を阻止していきましょう」と訴え、会場からひときわ大きな拍手が送られました。

 集会後、多くの人でにぎわう池袋の繁華街をパレードしました。


GP農法って何だ!

長野 農民連佐久農民センターがセミナー

埼玉農民連埼葛支部
無農薬自然農法の本質語る

画像 農民連・長野県佐久農民センターは2月25日、「GP農法とはなんだ」と題して、佐久市研修センターで農業セミナーを開催し、約60人が参加しました。

 講師は、「GP農法研究会」(埼玉農民連埼葛支部)・「GP農法推進プロジェクト」のメンバーが担当しました。無農薬自然農法を「GP農法」(「元気パワー農法」)と命名したものです。

 講師から、開口一番「GP農法は、化学肥料を使わない、農薬を使わない、微生物の力を利用する、の3点を共通点とする岡田式自然農法や福岡式自然農法と考え方はまったく同じです。しかし、両農法ともその効果が出るまで3〜5年の期間が必要で、その間は収量が大幅に落ちます。われわれはこうした問題を解決してきたのです」と、その基本的な考えを語りました。

 「GP農法研究会」は、こうした自然農法を誰でも実践できる「再現性」を目指して、さまざまな研究を繰り返してきました。

 その結果、(1)パワーのあるセラミックを開発したこと(2)「モミ殻」を乳酸菌、豆腐カス(オカラ)、鶏ふん、廃菌床などでモボカシをして微生物の有効なえさとして確保できたこと(3)1週間で雑草からエキスをとりだすことに成功したこと―で短期間に効果の出る方法を開発しました。

 持参した自分のほ場の土のパワーの実験、GP農法で育てたニンジンとスーパーのニンジンとの食べ比べも行われました。

 今までの常識では考えられないことに参加者は驚いていました。

(埼玉県農民連埼葛支部 高橋利男)

(新聞「農民」2013.3.25付)
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2013年3月

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