お米商談会開かれる
「業務用の米がほしい」
その場で契約も
ふるさとネット・埼玉産直ネット・日販連が出展
関連/消費税増税派に審判を
農民連ふるさとネットワークと埼玉産直ネットワーク協会、日本販売農業協同組合連合会(日販連)は2月24日、都内で開かれた「第9回生産者・JAと米穀流通業者・実需者との商談交流会」に出展し、米と加工品をアピールしました。
会場には、各地でこだわりの米を作っている生産者グループや農協などのブースが並び、米屋さんや流通業者ら、のべ400人(主催者発表)が参加しました。
ふるさとネットのブースでは、山形・庄内産のつや姫、埼玉・大利根産特別栽培米コシヒカリ、高温障害に強く、収量性もある米の「にこまる」(埼玉の生産者が栽培予定)、山形県の櫛引農工連による漬物を試食用に提供しました。また、カブトエビが住む田んぼで栽培した、群馬県伊勢崎市のコシヒカリをサンプル品で配りました。
ブースに来た参加者は「これが、にこまるか」と試食用の米をほおばると「おいしい」「それぞれに特徴がある」などの感想が寄せられました。
一方で、「業務用に使える米は作れないか」の声が多く寄せられ、その場で成約する場面も見られました。また、「農民連の米をアピールしたい」と「のぼり」を求めるお米屋さんもいました。
消費税増税派に審判を
世論の盛り上げに全力
消費税廃止各界連絡会は2月13日、国会内で全国代表者会議を開き、全国から各団体の代表者約100人が参加しました。
経済評論家の熊澤通夫さんが「『三党合意』からアベノミクスへ〜特徴と対抗〜」のテーマで講演。社会保障制度の解体、格差の拡大と貧困増をもたらすアベノミクスの本質を解明し、消費税増税を中止し、個人消費を増やし、賃上げを実現することを求めました。
各界連の勝部志郎事務局長が問題提起を行い、宣伝・学習を強め、広範な団体・個人、自治体に働きかけて、世論を盛り上げることを呼びかけました。国会議員への要請行動を展開し、参院選で増税勢力に審判を下して、「消費税増税法の実施を阻止し、デフレからの脱却、景気の回復を実現しよう」と訴えました。日本共産党の大門実紀史参院議員も報告しました。
参加者は、各地での運動を交流し、増税阻止に向けての固い決意を固め合いました。
(新聞「農民」2013.3.18付)
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