TPP参加するな
公約守れ
食健連・農民連国会抗議行動
座り込み、議員要請
日米首脳会談での共同声明発表を受け、安倍首相によるTPP参加表明が危ぶまれる中、全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)と農民連は2月27、28の両日、政府・与党に対して公約順守とTPP交渉不参加を求める国会前での抗議と国会議員への要請を行いました。
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国会前でTPP交渉不参加を訴える人々(左から2人目が白石会長) |
28日には座り込みを実施。農民連の白石淳一会長は、共同声明は「関税撤廃の聖域」も、自民党の他の5項目の公約も守るものではなく「空証文以外の何物でもない」と指摘。「こんなものに依拠して交渉参加は許されない」と訴えました。
ジャガイモ農家で茨城・常陸野産直センターの内田礼子さんは、「今でも食べていけないのに、TPPに参加したら食べ物をつくる人がいなくなる」と声を震わせました。
ネットで見て参加した29歳の男性は、安倍首相は「愛国者」といわれているが、TPPは「亡国の道であり、首相は売国奴だ」と訴えました。
27日の国民大運動実行委員会などが主催する集会では、農民連の笹渡義夫事務局長がTPP交渉参加反対で共同を広げる決意を表明しました。
両日の行動参加者は、衆参両院の議員に要請を行い、TPP不参加の働き掛けを政府に強めるよう求めました。
(新聞「農民」2013.3.11付)
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