公約守ってTPP参加やめよ
日米首脳会談前に
食健連、農民連など緊急宣伝
関連/富山県食健連がTPP反対宣伝
「安倍首相は公約を守ってTPP交渉参加をやめよ」―。日本のTPP交渉参加が焦点となる日米首脳会談を前にした2月22日昼、全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)と農民連、全農協労連などが東京・お茶ノ水駅前で緊急宣伝を実施。会社員や学生、主婦などが足を止め、TPP反対の署名やシール投票に応じました。
TPP反対にシール投票した国分寺から来た女性(71)は、「TPPで生き残れるのはごく一部の大規模農家。家族農家は軒並みつぶれる。国産の安全な食糧と環境が守れない」と憤りました。
「経済がまるごとアメリカ言いなりに変えられるのがTPP」というのは、福岡県から出張で来た男性(48)。「独立国は絶対に入ってはいけない」と強調しました。
富山県食健連がTPP反対宣伝
富山県食健連に参加する、県労連、高教組、農民連などの会員は2月21日、JR富山駅前で、TPPへの参加表明反対の宣伝行動を行いました。
前日から雪が降り積もり氷点下のなか、「TPPはくらしも食も地域も壊します」「安倍首相は自民党の選挙公約をまもれ」と片山五三六農民連副会長が懸命にマイクで訴えました。出勤途中の人たちは寒いなか、配布されるチラシを受け取っていました。
(富山県農民連 水越久男)
(新聞「農民」2013.3.4付)
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