「農民」記事データベース20130211-1056-08

旬の味


 2年ぶりに懐かしい仲間との再会。お互いの近況を報告し、元気な姿を喜びあう。参加しなかった仲間はどうしているのだろうと、つい尋ねてしまう▼農民連20回大会の会場。若い仲間と女性の参加者が多いのにびっくり。“古参兵”は出る幕もないのではないかと、ちょっとした寂しさを感じた。だが私の知らない多士済々な若い仲間が農民連に参加してきていることに喜びを感じた▼2年間の各地での取り組みは豊かで充実したものだった。笑いあり、感動あり、涙ありの報告に心が揺さぶられた。東日本大震災で被害を受けた被災者の心痛な語りには、いまだ復興できない政府への怒りを抑えることができなかった。▼「農民の苦難あるところ農民連あり」を実践する事例が次々に報告された。農業の復権と農村の再生をめざす熱い取り組みは、必ずや展望を切り開くだろう▼各地の農民連・会員が一丸となって大会方針を基に全力をあげるなら、壮大な力を発揮できると確信させる大会だった。2年後が楽しみだ。

(昭)

(新聞「農民」2013.2.11付)
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2013年2月

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