添加かいじゅうVS無添加おうじ
いま話題の「産直紙芝居」
新婦人神奈川県本部
支部や班などで上演
関連/全国大会中に読者拡大目標達成
食の安全・安心を親子で考えて
“TPP反対”広げる一助に
「僕は、野菜大好き無添加おうじ。日本農業がこわされる。TPPとたたかうぞ」――。新日本婦人の会(新婦人)神奈川県本部が1月から取り組んでいる産直紙芝居「添加かいじゅうVS無添加おうじ」が今話題です。親子そろって食の安全・安心を考えるきっかけになっています。
TPPへの参加で食品添加物や遺伝子組み換え食品の表示ができなくなり、輸入が野放しになるおそれがあります。
添加物を製造、輸入、販売する企業や団体でつくる日本食品添加物協会(会長=佐々木晨二・味の素アドバイザー)のホームページを見ると、同協会のマスコットキャラクター、テンカちゃんが目に入ります。
女の子をモチーフに、一見かわいらしくみえるテンカちゃんですが、学校用の副読本「テンカちゃんの豊かな食卓」のなかで、「アイスクリームのおいしそうな色や香り、味にもテンカちゃんが役立っているんだ」「外国や日本各地の食べものがくさったり、味が変わったりしないで、おいしく、安心して食べられるのはテンカちゃんのおかげもあるんだ」と、添加物を天まで持ち上げています。
テンカちゃんのことを知った、新婦人県本部のメンバーが、「輸入食品を美化し、健康上不安な添加物を容認するなんてとんでもない。私たちは何をしたらいいだろうか」と提案し、話し合って考えたのが紙芝居です。
子どもも一緒に楽しめるようにと、怪獣を登場させて、「添加かいじゅうVS無添加おうじ」ができました。いま、支部や班、小組などで上演されています。
「ウッシシシ。TPPで食品添加物がたくさん増えるよ。食品添加物はきれいで、おいしいから、みんなが喜ぶんだ」と添加かいじゅう。「添加かいじゅう、僕が相手だ。毒入り添加物は僕が退治する!」と無添加おうじ。子どもも真剣になって紙芝居に見入ります。
産直ボックスの利用会員ふえる
見終わったあとは、みんなで食べものや産直について楽しくおしゃべり。そのなかで、産直ボックスを利用する会員も増えています。
新婦人県本部の産直担当、原眞砂さんは「紙芝居を見て、若いお母さんにTPPや食の安全のことを考えてもらえればいいですね。さらに広く取り組み、そのなかで産直ボックスも増やしていきたい」と話しています。
「どうだ! 添加かいじゅう、参ったか!」
群馬 西毛農民連
大会成功を記念して新しい看板
群馬県西毛農民連の新しい看板が出来ました。
書道5段上の腕前を持つ真木肇事務局長が、格調高い「篆書(てんしょ)」で仕上げ、第20回全国大会の成功を記念して、意気高く掲げました。
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看板を書いた真木さん |
西毛農民連は、新聞「農民」読者200人を達成して、全国大会を盛り上げようと意思統一し、大会参加者だけでなく、居残り組の山田秀一会長も先頭に立って取り組んできました。そして大会期間中の22日夜、「農民」読者拡大の目標を達成しました。
(新聞「農民」2013.2.11付)
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