「農民」記事データベース20130204-1055-16

旬の味


 農民連全国大会に参加した。各地からの発言を聞いて「春風や/闘志いだきて/丘に立つ」(高浜虚子)、そんなすがすがしい心境だ▼福島・浜通りの酪農家は「情けないけど、支援がなければ生きられない」と涙をこらえて訴えた。海外からの支援も受けて「野馬土(のまど)」が「希望と元気の灯(ひ)」をともしている▼被災地で、24回・約2万食の炊き出しをしてきた庄内の仲間たち。ひげ面の猛者がおかあさんに「こまってっこどないがい?」と聞いたら「たばこと下着」。猛者は真っ赤な顔で下着を買い届けた▼長く議員活動をしてきた2人の議員さん。「今度は農民運動一筋でがんばる」と決意を述べた。この大会に来ると、みんなの前で「がんばるぞ」って言いたくなる▼そして青年部の発言に刺激されて、青年部の卒業生たちが「壮年部」を結成した。酒を飲みながら、農民連の活動を前向きに議論しようと▼「地に足を/つけて生きたる人の眼は/朝な夕なに/星を宿せる」―そんな仲間たちに心から感謝したい。

(あ)

(新聞「農民」2013.2.4付)
ライン

2013年2月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2013, 農民運動全国連合会