農のこころ丸山美沙夫
冬耕の畑やすらぎの貌(げい)晒す 森田 弘 俳誌『白炎』から。春の農作業の準備のために、また二毛作の野菜づくりのために冬の畑を耕す。雪の多い地方は秋の収穫が済んでから、主に晩秋から初冬の頃である。雪が降らない地方は霜枯れの中で真冬でも行われている。この作から味わえる「畑やすらぎの」は、農土を愛するからこそ、捉えられた地の貌である。
(新聞「農民」2013.2.4付)
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[2013年2月]
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