集中豪雨見舞われた星野村(福岡)
“NPO星のふるさと”と交流
里山にどんぐりを
みのう農民組合
クヌギ植えて復旧の力に
「本当に今日はいい日だった」―秋晴れの11月6日、福岡・みのう農民組合は「里山にどんぐりを植えよう」企画の一環で、7月の九州北部豪雨で甚大な被害を受けた福岡・星野村の復旧を支える「NPO星のふるさと」のみなさんと交流し、25人が参加しました。
きっかけは、新日本婦人の会久留米支部の樋口裕子さんが、「星野村に植える木がほしい」という新聞記事をみつけ、「星のふるさと」に連絡したことでした。
参加者は柿狩りをした後、組合長の井上永太郎さんの畑で、2月に子どもたちがポットにどんぐりを植えて育ったクヌギを見ながら、「里山にどんぐりを植えよう」の運動について説明を受けました。ただ、星野村ではいまだに災害復旧が終わっておらず、植える場所の確保がむずかしいため、いまは苗を受け取れないということでした。
カレーと豚汁を食べながらの交流では、「シイタケの駒うちができるようになるには、どのくらいかかるのですか?」などの質問が出され、「私たちの運動は、子どもたちがどんぐりを植えて苗を育て、大きくなったらそこで成人式をする計画です」との答えに、「みなさんの運動に感心しました」などの感想があがっていました。
最後に、シイタケ狩りを楽しみ、再会を約束して帰途につかれました。
(福岡・みのう農民組合 金子徳子)
(新聞「農民」2012.12.3付)
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