総選挙への決意
共産党から立候補
原発被災地の声を国会へ
農民連女性部副部長 渡部チイ子さん(福島1区)
私は、原発から12キロ離れた南相馬市小高区で、産直や学校給食、農家民宿など36年間、農業を営んできました。しかしいまは、借り上げ住宅で暮らしています。
大震災・津波、そして原発事故で、県民は家や土地を奪われ、家族をバラバラにされました。放射能汚染に苦しむ県民に心を寄せて、東電と国への怒りの声、「原発ゼロ」の声、「被災地復興の足かせになるTPP参加、消費税増税やめよ」の声をしっかり受け止め、原発被災地のドまん中から国政に届けようと立候補しました。
日本共産党は、一貫して原発の「安全神話」を批判し、脱原発を訴えてきた政党です。元町役場の幹部の方も「なぜ共産党は原発に反対なのかと批判してきたが、仮設住宅で避難生活をするようになって、初めて共産党の主張していたことが身にしみてわかった。共産党のためなら何でもがんばりたい」と応援してくれています。
この選挙は、3・11以前の生活と生業を取り戻すたたかいです。全力でがんばります。
農民の目線で行動する党
農民連常任委員 小林 恭子さん(茨城3区)
私は24年間、茨城県南農民組合で働いてきましたが、TPP交渉参加で農業・食糧がつぶされてしまうと思うと、いてもたってもいられません。国会に署名を届けたり集会に参加するなかで、国民の目線でいつも行動する日本共産党を見てきて、「この党の議員を増やさなければ」という思いから、日本共産党から立候補を決意しました。
原発事故による放射能汚染では、東電への損害賠償を勝ち取るため、農家に寄り添って一緒に書類を作成したり、農民連の放射能分析機器で検査をして安全を確かめて出荷したり、農業をやめることのないよう励ましあってきました。そして原発ゼロと同時に、再生可能エネルギーを推進しなければと、先進国のドイツに視察に行き、改めて安心して住み続けるための展望を学びました。
TPP参加、消費税増税STOP、原発のない日本をめざして、全力でがんばります。
(新聞「農民」2012.12.3付)
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